種からのナス苗づくり〜初めてでも上手く出来るのか?〜
こんにちは
家庭菜園の主役といえば、やっぱり夏野菜ですよね?
一つの株からたくさんの果実がなる姿が魅力的ですし、何より家計的にとても助かります。
ホームセンターや種苗店で苗を購入して育てれば、比較的すぐに収穫できますが、せっかくなので苗を作ってみたい!って人も多いと思います。
今回は、苗の育苗期間が比較的長い『ナス』の苗作りに挑戦してみたいと思います。
今回の品種
今回種からの栽培にチャレンジするのは、『ごちそうナス (サカタのタネ)』です。
よく流通している千両2号のような中型のナスですが、よく農業雑誌のナス特集なんかで見かける優良品種だそうです。
たくさん採れるように頑張ります!
ナスの播種
ナスの種はこんな感じ。
薄っぺらくて、トマトの種と非常によく似ています。
どちらもナス科なので当たり前か。
失敗することを前提に、2回に分けてセルトレイに播種をしました。
1回目 2月15日播種 育苗ケースで保温管理
2回目 3月14日播種 一晩浸種→芽出し処理
育苗ケースで保温管理
2回目は発芽率を上げる為、播種前に水に浸した後、保温して発芽させる手順を踏みました。
2回目の播種の様子
こんな感じで、播種するときには可愛い芽が出てきています。
ちなみに、セルトレイの端っこに開いている穴には、混植するとナスの生育を良くするという、古い青ネギの種を撒いてみています。
ナスの苗管理
2回目のナスの播種から9日後の3月23日
無事にナスが発芽してきました!
ちなみに、1回目の播種分の発芽は2日前。
発芽までの日数に1ヶ月ほど差が出ました!!
すぐに発芽してくれると、ストレスも少なくてすみますね^ ^
青ネギの種は一切発芽してません。。。種が古すぎたかな?
保温しながら、さらに1ヶ月。
GWにさしかかりました。
こちらは1回目の苗
結局、発芽率は7/9となり大きさにもばらつきが出ました。本葉2枚目がで始めたくらいです。
この時点で、ホームセンター等ではナスの立派な苗が販売され始めているので、かなり焦っています。
ちょっと早いですが、この苗を大きいポットに鉢上げしていきました。
5月6日
2回目の播種分もしっかりと本葉2枚目が出揃いました。
こちらは、発芽率100%
生育も良く揃っています^ ^
こちらも同様に鉢上げしていきます。
うん、良い感じ!
5月に入り気温も高くなってきたのでこれからは、夜間のみ保温してさらに育苗を続けます。
ナスの定植
5月16日
1回目、2回目の苗共に本葉5~6枚まで出そろいました。
高さも出てきたので、割り箸を支柱として誘引しておきました。
葉の色も濃くなり紫色も出てきて、ホームセンターなどで販売されている苗に近づいてきました!
1回目、2回目の播種ともに同じくらいの状態。
結局、1回目播種分は3ヶ月、2回目播種分は2ヶ月でここまで成長しました。
無加温の場合は、多少早まきをしても最終的な定植苗になる時期は変わらないのかもしれませんね。
市販の苗よりも生育は遅れているものの、定植時期は問題なさそうです。
本葉7~8枚で第一花が着花するようですが、今回は比較的若い状態のこの苗で定植していこうと思います。
自身で苗を作るメリットは、予備の苗もたくさんあるので失敗を恐れずに定植が出来ること!
失敗してから、再び苗を買いに走る心配がありません。
今回定植するのはこちらの畝
こちらの畝は、前作でブロッコリー、レタスなどを栽培していました。
定植前、事前の準備として堆肥と苦土石灰を散布しています。
畝の真ん中に定植用に穴を掘り、苗を定植します。
植付けが完了したら、たっぷりと水をやりましょう。
定植直後は苗も弱いため、苗の周りを肥料袋などで保護しておけば完了です!
今回は、ナスのコンパニオンプランツとして本でも紹介されている。落花生を一緒に栽培する事にしました。
定植と同日に、ナス苗から30cm程度離れたところに播種しています。
こちらの栽培経過も気になりますね〜
苗づくりの感想
ナス苗を作るには、加温が必要で難しそうな印象があったので、苗づくりに尻込みしていたところもありました。
しかし、実際にやってみると、ホームセンターの無加温育苗ケース、不織布など簡易な資材のみで、意外とちゃんとした苗が出来た気がします。
ホームセンターで購入すると100円はするナスの苗ですが、自分で苗を作れば一つ50円未満!!
それも、好きな品種で!白ナス、青ナス、ゼブラナス!ナスは品種も多いので、栽培の幅も広がりますね(^^)
一番のポイントは、
発芽させること!
上手に発芽しないともどかしいことこの上ありません。
当ブログでは種を浸種、保温して芽出しした上での播種をオススメしたいと思います。
時間の許す方は、種からの栽培にチャレンジすることをおすすめします!
苗づくりの結果は、収穫してみないと本当のところよくわかりませんが、良い結果になるように栽培管理を続けたいと思います。