発芽ぞろいに効果アリ!もみ殻マルチの効果をにんじんで検証しました。
こんにちは
もみ殻は、被覆資材として畝にまくこと(マルチング)で野菜の栽培において土づくりや保温など多様な用途がある資材だといいますよね。実際のところ効果があるのでしょうか?
検証の理由
もみ殻マルチの効果については、本やインターネットの情報で見て、なんとなく知ってはいましたが、自分で経験してみないと本当の理解には繋がりませんよね?
自然環境が大きく影響してくる野菜栽培においては『経験』が大きな武器となるはずです!知識を経験に昇華させるためにも、その効果について自身の畑にて実験してみたいと思います(^_^)v
さて、それではにんじんの発芽促進対策としてもみ殻を被覆したときの発芽の違いについてにんじん『新黒田五寸』を使って比較実験していきます。
検証の手順
今回は、3月上旬の晴れた早朝に作業を行いました。
①同じ畝の左右に、1条ずつにんじんの種をまいていきます。
②土を被せた後、片方の条にだけ、もみ殻をたっぷりとかけます。
写真のように右(南東方面)にもみ殻、左(北西方面)は何もなしで栽培していきます。
この状態で、発芽が確認出来るまで待ちました。
20日経過
なかなか発芽してきません。その間、先に沢山のクローバーが芽を出し始めました(^_^;)
そもそも種まきを失敗したのかと思い、種の蒔き直しをしたりもしました。
24日経過
↑左:もみ殻なし 右:もみ殻あり
ついに発芽!
発芽日数は通常14日程度とされているので、発芽日数自体は遅れましたが、無事発芽が見れて本当に良かった(T-T)
肝心の発芽率を見てみると、もみ殻マルチをしていない方が芽を見つけるのに苦労するのに対して、もみ殻マルチをしている方はかなり発芽している芽を見つけることが出来ます!!
どうやらもみ殻マルチの効果はありそうですね(^^)
検証の結果まとめ
・もみ殻マルチをした方が一斉に発芽した
・発芽が見られた日はほぼ同じ
・気温が低すぎるとどちらの場合も発芽は遅くなる
以上の事から、発芽日数を早める効果は確認出来ないものの、発芽揃いをよくするための資材としてもみ殻を使うことが出来そうです(^^)
野菜の芽の発芽が揃わなくて困っている方は、安く手に入る資材ですので是非活用してみてくださいね!