道端で収穫した『よもぎ』を食べる時の注意点をまとめてみました。
こんにちは
晴れた日に、庭で勢いよく伸び始めた雑草を鎌で黙々と刈っていたら、『よもぎ』の様な草を発見しました。
私が小学生の頃、家庭科の授業でよもぎもちを作って以来、あまり意識した事のなかった野草ですが、せっかく庭に自生しているので食べてみたい!
今回はそう思って、色々と調べてみた事をまとめてご紹介します。
道端のよもぎを食べるときの注意点
本当によもぎなのか?
そもそもこれはよもぎなのか?道端に生えているよもぎをただ眺めているときにはあまり問題にならない事ですが、食用として考える場合には目の前にある野草が本当によもぎなのかは非常に重要な問題です。
よもぎとよく似た植物は数多くあり、その中には毒草であるトリカブトも挙げられています。
よもぎだと思って食べたら毒草だった!なんて事になったら大変なので、収穫前にまずしっかりとポイントを確認していきましょう。
確認ポイント① 葉の裏に白い毛がある
よもぎの葉を見てみると白い毛が生えており、これが大きな特徴でもあります。
今回発見した野草の葉の裏を観察してみると、しっかりと白い毛が生えている事がわかります。
これだけびっしりと生えていれば、わかりやすいですね。
確認ポイント② 葉の表側に光沢がない
よもぎの葉には光沢がありません。
記事の始めに載せている写真を見ていただくとわかる通りです。
一方で、トリカブトの葉には光沢があるため、葉の表側の光沢の有無でも見分ける事が出来ます。
確認ポイント③ すりつぶした時に独特な香りがする
よもぎと言えば、独特の香りが特徴的ですよね。
よもぎ餅などを食べる時のあの草の匂いです。(適当な表現が出来なくてすいません。)
先にご説明した見た目で判断が出来ない場合は、香りで判断する事も出来ます。
ちなみに、トリカブトの葉は無臭だそうです。
香りがあれば、よもぎ。と覚えておけば毒草と間違える事は無いでしょう。
よもぎとわかってもすぐに食べない!
ポイントを確認して、よもぎだと確信を持つ事が出来れば、いよいよ収穫!ですが、食べようとする場合には、よもぎが生えている場所にも注意しなければいけません。
車の通る道路脇に生えている物は、排気ガスをたっぷり浴びて体に悪い成分をため込んでいる恐れもあります。
また、犬やネコが小便をするような場所にある物は、、、、、。言わなくてもわかりますよね。
自生しているよもぎを食用として収穫する際には、上記のポイントを抑えた上で食べても問題ない物なのか慎重に判断して食べましょう。
何かあった場合は自己責任になりますので。。
必要な下ごしらえ
①茎の硬い部分やゴミを取り除く
よもぎの葉は大きく育つと固くなってしまい、美味しくありません。大きい葉の硬い茎の部分は、ハサミで切るなどして取り除きましょう。
野草ですから収穫の際ゴミや他の雑草が入っている場合もあるので、こちらも丁寧に取り除きます。
こちらが、硬い茎とゴミや雑草を取り除いたよもぎです。
やわらかい葉の部分だけになって、雑草っぽさが少し抜けましたね。
②ボウルに水をためて、しっかりともみ洗いする。
ゴミや固い部分を取り除いたら、葉についた土や汚れを落とすためにボウルにためた、たっぷりの水で良く洗います。
虫などがついている場合もありますから、洗った水を流したときに汚れが出なくなるまでしっかりと洗いましょうね。
③たっぷりのお湯で塩ゆでする。
しっかり洗って綺麗になっても野草ですから、生で食べるのはやめましょう。
鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩を入れて1分程茹でます。
大きく育ったよもぎはアクが強いため、重曹を入れて茹でる事でアクが良く抜けるそうです。
茹でた後は水を切ります。
茹でる事でかさが減るので、収穫量は出来るだけ多い方が良いですね。
ここまで来れば、よもぎの下準備は完了です!
保管したい場合には、冷やしてラップに包んで平らにしておくと場所もとらないので便利です。
このまま冷凍庫で凍らせて保管しておけば、必要なときに解凍して料理に使う事ができますね。
美味しい食べ方
独特の香りと色味を生かしてよもぎ餅や団子にするのが一般的ですね。
その他にも、パン生地に練り込んでよもぎパンを作る事も出来ます。
私は、道の駅でよもぎアイスなる物も見つけました。
発想しだいでいろいろな料理に混ぜて楽しむ事が出来そうですね。
4/29追記
今回の収穫は、よもぎパンになりました^ ^
おいしー
食べる以外の利用法は?
よもぎは古くから薬草として使われており、食べる以外でもその効果を得る方法があるようです。
こちらについては詳しいサイトがありましたので、こちらをご覧いただくとよくわかりますよ!
まとめ
以上、道端でよもぎを食べるときの注意点をまとめてきました。
よもぎは、いろいろな所に生えていますから見分け方や調理方法をマスターして利用できるようになれば、とても価値のある野草ですよね!
自生している物を食べるのが不安なら、自宅のプトマトの生育ランターで栽培することもできることもできるそうなので、よもぎが好きな方はチャレンジしてみると良いかもしれませんね(^^)